
先日、『赤駒』の講習会に参加しました。
昨年のNHK『ゲゲゲの女房』で登場した、深大寺の馬のわら人形です。
縁結びのお寺「深大寺」地域に昔から伝わる土産で、
愛する人や家族の幸せ、無事を願う人形です。
素朴で温かい姿が魅力的ですね。
講師は深大寺の甘味処“あめや”のおかみさんです。
大まかな手順を紹介します。(

拡大します)

まず頭になる部分、ワラを四つないます。
上の穂は尻尾のパーツ。
初めてワラをないドキドキ!
数個目でなんとか形になりました。

上記のワラは、2組それぞれを口と耳に見立て
縦横に組み顔になります。
なんだかラクダみたい…

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次はたてがみ。耳の下から交互にワラを組んでいきます。
頭からたてがみへとつながって伸びるワラは前足になります。
足には量が少なかったので、後でワラを足しました。

胴と後ろ足になるワラを首の下に組んでいきます。
腰になる辺りに尻尾のパーツを挟みながらワラの紐で結わえます。
だんだん馬らしくなってきました。

前後のワラ束をそれぞれふたつに割って、
ワラの紐で巻き足を作ります。
足とたてがみを切りそろえます。
このときが一番ウキウキした瞬間でした!!

紅白のこよりで手綱を作り、絣の布やリボンで飾ります。
ちょっとおちょぼ口になってしまいました。

世界にひとつ。
私の赤駒ができました!!

深大寺の絵葉書です。
今回、講師は深大寺の甘味処“あめや”のおかみさん。
“あめや”は、そばぱんやそば大福で人気のお店です。
深大寺立ち寄りの際は是非お寄りくださいね。
赤駒が迎えてくれますよ!!
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深大寺赤駒 (いただいた資料より)「赤駒」は昭和26年深大寺周辺が都の指定公園になった時に、岐阜県中津川の「木曽の春駒※」の作者に、深大寺が依頼してこの型を作った(蓑田 倜『多摩の郷土玩具 深大寺の赤駒』多摩のあゆみNo.5 昭和51年)。
首をあげてあななく馬の姿をかたどった赤駒の名 のいわれは、防人※として九州に旅立つ夫を、多摩の横山に見送る妻の万葉古歌にちなむとされる。
馬は江戸時代から明治時代にかけては、農山村の暮らしを支えてきた大切な動物で、その成長や作物の豊作などを祈る時には、絵馬としても神前に供えられた。
後には馬の形の良さが人々に好まれてミニチュアに仕立てられ、民芸品として土産物屋などの店頭に並ぶようにもなっている。
昭和36年には調布では、都立神代植物公園が開園しており、武蔵野の面影を求めて深大寺周辺を訪れる行楽客の増加とともに、湧水をそば作りに生かした店舗もおいおいと増えてきた。
赤駒は、このような町の大きな移り変わりの中で生まれ、土地の名物として今日まで、地区の婦人たちの手によって作り続けられている。
※ 防人・・・古代の徴兵制のもとで、諸国から送られて九州の要地を守備する兵士。
※ 春駒・・・もともと養蚕の豊作を祈り、作り物の馬の首を持って舞われた芸能であるが、
ここではこの地方で作られたワラ馬玩具の名前。